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楽天モバイルの契約期間の縛りは2年間だけ、1年間だけ、縛り無しの3タイプ 【目次】

  1. ・携帯電話・スマホの常識だった2年縛り
  2. ・楽天モバイルは縛りではなく最低利用期間で決まった年数以降は自由に解約できる
  3. ・大手携帯3社も「2年だけ縛り」の新プラン発表もユーザーには不評

携帯電話・スマホの常識だった2年縛り

格安SIM・格安スマホのMVNOが登場する以前、携帯電話・スマホはドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯電話3社がシェアの大半を占めており、3社共に俗に言う「2年縛り」というプラン体系を取っていましたので、2年単位での契約が当たり前のようになっています。

「2年縛り」という俗称から契約する際の絶対条件と思われがちですが、実際は割引きサービスであり、2年単位の契約は強制ではなく任意となります。
しかし割引き率の高さから2年契約を選ばない選択肢はほぼなく、実質2年縛りとなっているのが現状となります。

2年縛りなど契約期間を拘束するプランが激化した背景としましては、2006年から実施されたMNP(携帯電話番号ポータビリティ)の導入にあります。
これまでは2年縛りなどなくとも、「今まで使用していた携帯番号を変えたくない」という理由が意外にも抑止力となっており、元々シェアを持っていたドコモ一強時代がありました。

ところがMNPの導入によりそのアドバンテージがなくなりまして、ユーザーの流出が始まります。
各社は契約期間を拘束する代わりに大幅な値引きを実施し、ユーザーの取り合いへと移行していきます。

当初は割引きというユーザーメリットもありましたので、2年の契約期間拘束は納得感がありました。

しかしその後はユーザーメリットの無い新プランで実質値上げ、既存ユーザー軽視の長期特典の廃止など改悪とも取れる施策が続き、2年の契約期間が足枷となってきています。

そういった不満点の表れとして、「2年縛り」という不名誉な俗称となったものと思います。

楽天モバイルは縛りではなく最低利用期間で決まった年数以降は自由に解約できる

格安SIM・格安スマホ楽天モバイルの契約期間・最低利用期間格安SIM・格安スマホの楽天モバイルですが、コミコミプランと通話SIMに関してはある意味「縛り」が存在します。
楽天モバイルの場合は割引きではありませんので、強制的に契約期間が拘束されます。
※もちろん違約金を払えば途中解約も可能です。

ただし拘束期間はコミコミプランで2年間、通話SIMで1年間となりまして、しかも指定の年数後はいつでも違約金無しで解約できるのです。

ドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯電話3社のように「更新月の2か月間を過ぎたら自動更新でまた2年縛り」というものがなく、1~2年(前述のとおり契約により変動)だけ使用すればあとはいつでも解約・MNPによる転出が可能となるわけです。

よって楽天モバイルは「1年縛り」「2年縛り」ではなく、「最初の1年だけ縛り」「最初の2年だけ縛り」となります。

大手と違い縛りによる割引きはありませんが、そもそも販売しているスマホ端末自体が安く、必ず何かしらのキャンペーンを実施していますので最高半額になる場合もあります。
スマホ端末の支払いに楽天スーパーポイントが使用できますので、楽天スーパーポイントの保有数によってはタダでスマホを手に入れることも可能です。

またプランによりますが最も人気のある通話SIMでは1年間だけの最低利用期間と大手3社より短く、携帯・スマホ利用料金がドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯電話3社と比較して半額~1/3へとお得になっていますので、メリットしかありません。

更に通話のできない050データSIM(SMSあり)とデータSIM(SMSなし)に関しては契約期間(最低利用期間)という概念自体がなく、違約金無しでいつでも解約できます。


■参考リンク:
楽天モバイル


大手携帯3社も「2年だけ縛り」の新プラン発表もユーザーには不評

総務省が各携帯電話会社に対して「2年縛り」からの解放を可能とするように料金プランの改善を求め、2016年3月よりauとソフトバンク(ドコモも遅れて追従予定)が新しい「新2年契約」を発表しました。

「新2年契約」は拘束年数こそ違うものの楽天モバイルと同じく「2年だけ縛り」プランとなり、2年だけ使用すればあとはいつでも解約・MNPが可能となります。

これだけ見ますと年数こそ長いものの、かなり譲歩した改善と評価できるのですが、問題は携帯料金にあります。
従来の「2年縛りプラン(自動更新)」に比べ、「新2年契約プラン」は月額300円ほど高いのです。

これが2年続きますと7,200円となり2年縛りの違約金9,500円よりは安くなりますが、この300円増しは今後も続いていくわけでして、2年8か月を超えた時点で従来の違約金より高くなります。

いうなれば違約金を分割払いしているようなものになります。

今までも携帯電話・スマホ料金や、料金プランに対して総務省から改善を求められていましたが、毎回ノラリクラリとかわしている状況でして、今回の「新2年契約」も言われたから作りました的感が否めず、ユーザー視点が全く考慮されていないと感じました。

大手携帯3社のこのような姿勢は、当分変わることは無いでしょう。
そういう意味で格安SIM・格安スマホの楽天モバイルは、とてもオススメできる携帯電話キャリアと言えます。

■参考リンク:
楽天モバイル
楽天カード
※楽天モバイルと楽天カードを組み合わせるとさらにお得に。

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